3月3日は「ひな祭り」♪♪
でも、ひな祭りに飾る雛人形は最初からペアじゃなかった。 って知っていましたか? 今回は、雛人形の色々なルーツから、ちょっとこの話をw 古代から日本各地には今で言う「身代わり信仰」と呼ばれるものがあり、 その道具として粘土や草木で人の形を模した「形代(かたしろ)」と呼ばれるものを使いました。 ※古代の土偶なども身代わり信仰と言われています。 この「形代」で体の患部を撫でてるなどして身の汚れや病魔を移し、 川・海に流したり、燃やしたりして健康を祈りました。 ※現在で言う「流し雛」などで一回ごとに捨てていました^^ 時代が移り 幼児の枕元に置かれ病気や災厄を移し子供の成長を祈る目的で 竹の棒をT字型になる様に別の竹で組み合わせ 布で作った丸い頭を取り付け産まれた子供の産着などを着せた 「天児(あまがつ)」と呼ばれる魔除けの人形(ひとがた)が飾られるようになりました。 その流れとは別に 上巳の祓に贈られたのが「這子(ほうこ)」と呼ばれる人形です。 「這子」はヌイグルミの原型とも言われるように、 座布団状に作った四つ角を手足に見立てた身体に丸い頭を付けた人形(ひとがた)で 上巳の祓の後にしまわれ、 子供の汚れや災厄を負ってくれる神聖な人形として毎年飾られるようになりました。 ※かぞえ3歳に成るまで子供に絶えず持たせていたとも言われています。 ※この頃は、男子女子関係なく枕元に飾られていたようです。 (天神信仰から男子に「天神雛」を送る地域もあります。) こうした身代わり信仰の「形代」の人形と 「源氏物語」や「枕草子」の一説に書かれている「ひいなあそび」の人形が合わさって現在の雛人形が生まれていきます。 ※「ひいなあそび」の人形は、上巳の祓とは関係なく遊び道具や礼節の道具として使われていたと思われます。 「天児」が男子・「這子」を女子に見立てたものが 男雛・女雛一対の立雛の原型だとも言われています。 この頃の作りは簡素なもので自立することは出来ず、屏風などに立て掛けて飾られていました。 ※ペアにする事による良縁祈願の願いもこの頃からの表れでしょうかね。 平安時代の貴族社会への憧れから江戸時代には 宮廷を模した雛壇飾りなど豪華なものが作られ、 幕府が3月3日を「五節句」の一つに定めた事により 桃の節句に女子の幸福を願って雛人形を飾る風習が各地へ広まりました。 ※端午の節句(菖蒲の節句)の「菖蒲」を「尚武」にかけて 5月5日を男子の祝いにしたことにより 桃の節句が女子の祝いになったと言われています。 これらの話を読んで頂ければ解るように 昔は、 子供の災厄を負わせ捨てていた身代わりの形代が 時代と共に、男雛女雛のペアの人形になり 産まれた女子の身代わりとなって災厄を負い ワンツーマンで守ってくれる雛人形へと形を変えたのです^^ ※お母さんの雛人形など古い雛人形を産まれた赤ちゃん用に使えないのは、 前の代の災厄で汚してしまうからです。 (折り紙で作った雛人形でもいいので、赤ちゃん専用の雛人形を飾ってね^^) ※一人で複数飾ることも好いんですよ。 参考:節句協会解説 娘作 羊毛フェルトの雛飾り(雪洞付き) FUJIFILM FinePix S5 Pro レンズ:DX AF-S NIKKOR 17-55mm 2.8G ED フィルムシュミレーション:standard ******** みなさん こんにちは 今日はひな祭りですね^^ 「3月3日を過ぎたら早くしまわないとお嫁に行き遅れる」 って、何故か?当たり前のように言われていますが、 この話は、昔、某人形店の店主が作ってしまった作り話なんですよ。 確かに、 節句の祝いが終わったら季節が移り変わるので 次の節句のためにも片付けるようにとは言われていたので、 強ち早めに片付ける事は嘘ではないのですが 「お嫁に行き遅れる・・・」は何処から作っちゃったことやら・・・? 亡くなった祖母から聞いた話では 「「女の子は、無作法物に育つと恥ずかしくてお嫁に出せない」 って昔から言われていたので、何時も家の中を整理整頓するんだよ」 って言っていましたけどね^^ 小さなお子さんに手を取られるのですから、 晴れた日に、ゆっくりとしまって下さいね。 ※「我が家は旧暦で祝っている」って思えば4月まで飾れますよ^m^ ※地域により、末広がりの8日片付けとも言われています^^ ******* 雛人形飾ってね^^ φ(。。)ポチッと一日一回宜しくね にほんブログ村 人気ブログランキングへ・・・こちらへもよろしくですm(__)m 画像掲示板へも、ご訪問ください。 ※何時もコメントありがとうございますm(__)m コメントへのレスは時間の関係上まとめて差し上げています。ご了承ください。
by koumonomio
| 2011-03-03 11:32
| 雛人形 製作風景
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by koumonomio
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