たまに、
お客様よりお父さんの鎧や兜を孫に使いたいので修理を…
と、言われますが
鎧や兜はその方の身代わりです。
使い廻しはできませんm(_ _)m
特に、昔は命を賭けた戦に出かける場合
武将は前戦に使った武具でさえ身に付けずに新しい物で出兵したそうです。
基本
兜の鉢の上に穴が開いていますが、
これを天辺の穴、周りの飾り金具を八幡座と呼びます。
鎌倉時代前後はこの穴が大きく、
侍の象徴である髷を戦の神様の八幡様に守ってもらうと言った意味で
髷を穴に通していたそうです。
従って、ここの穴に髷を通せるのは一人だけ
誰かに兜を渡す事は…
討ち取られた事にもなります…
お子様にはその子専用の鎧兜をご用意下さいm(_ _)m
天辺の穴と八幡座